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西山ゆりこ句集『ゴールデンウィーク』

20歳から俳句をはじめ、現在40歳。夢、希望、孤独、挫折をうたい、やがて母となりゆく作者。
俳人阿部みどり女の「写生に始まり、写生に終わる」の精神を受け継ぎながらも、その俳句は写生の域を超えてリアルな言葉で読者の胸に迫ってくる。女として、母として、自分を取り巻く世界をかくも生き生きとうたい上げ、感性を光らせる第一句集。

発行:2017年9月25日
装丁:奥村靫正
四六判上製本 160頁
2400円+税

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◆帯文より
かつての自分の句を前に、「ああ!」と気づく。あの日々は、自由で寂しくて楽しくて、まさにゴールデンウィーク、ゴールドエクスペリエンスだったということに。
ちょっと長いゴールデンウィークを終えた今、保育所の匂いのついたシャツを畳みながら、これはまた別の祭だろうかと思う。
(あとがきより)

◆作品抄10句
パプリカの赤を包丁始かな
春の闇空気の一人分動き
朝寝して旅の終はりを先のばし
脱ぎたての酸つぱき匂ひ蛇の衣
怒りにも表面張力髪洗ふ
駆け回る子に夏帽で蓋をする
水かぶるやうにサンドレスをかぶる
稲刈つて顎を最後に立ち上がる
寒晴や証明写真の小部屋出て
白障子午前の鳥と午後の鳥

<著者略歴>

西山ゆりこ(にしやま ゆりこ)
昭和52年、神奈川県生まれ。日本女子体育短期大学舞踊専攻卒業。平成15年「駒草」入会、西山睦に師事。俳人協会会員。