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金丸和代句集『半裸の木』(はんらのき)

「私」を露出させ解放することを目指す俳誌「街」で

今井聖に師事して14年。

「一つの物をさまざまな角度から見る、流さず深める、わがままで良い、

皆と同じであることに安住しない、いつもまっさらな目を持つ」――

どれも著者が「街」で学んできたことという。

ギリギリのところまで意匠を剥ぎ取り、虚飾のない現実を写し取った金丸俳句は、これまでに全く見なかった世界を写し出している。

句集名は

 デモ隊と十一月の半裸の木

より。待望の第一句集。

発行:2018年9月25日
帯文:今井聖
写真:藤谷美貴雄
装丁:奥村靫正/TSTJ
四六判セミハード 2200円+税

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◆帯文より
現実の上に、どういう俳句の伝統に沿った意匠を

凝らしていくかが、ここ百年の俳句の主流となっている。
金丸和代の世界は逆。

凝った意匠の厚化粧を剥ぎ取った後に見えてくる

ひりひりした素面を味わって欲しい。
(今井聖)

◆自選10句
木に登り人でなくなる春の夢
安全旗と社旗を春野に立てて行く
受験子が呟くエリザベス一世と
夏の湾「集会するな餌やるな」
雲の峰カルピスで飲むロキソニン
アレルギー性植物一覧団扇絵に
屋上より見る屋上の花芒
秋の水覗けば扉現るる
デモ隊と十一月の半裸の木
ハイソックスとスカートの間鮫通る

<著者略歴>

金丸和代(かなまる かずよ)
1943年、高知県生まれ。生後間もなく福島県会津地方に移住。
2004年、「街」入会。現在「街」同人、俳人協会会員。