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赤間  学句集『福島』(ふくしま)

宮城県を中心に土木建設業に従事してきた著者。

東日本大震災では、長年にわたって手がけてきた建造物が

一瞬にして崩壊するさまを目の当たりにした。

以来、物事の価値観は一変したという。

東日本大震災、福島第一原発事故によって、

人間や自然はどのように変わったのか。

復興・再生事業に就き、被災地の変遷を見つめながら句作を重ねる

「滝」同人の第一句集。

 福島は福島であれ夏の海

 福島の火蛾にならねばならぬかな

 福島をじつと見てゐる万年青の実

など、福島を詠んだ作も多い。

発行:2018年11月1日
写真:赤間 学
装丁:永石勝/トリプル・オー
四六判ソフトカバー 2500円+税

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◆帯文より

東日本太平洋沿岸の港湾施設や津波用河川水門等を建設する
土木技術者だった私は、東日本大震災によって、長年自分が
手がけてきた建造物が一瞬にして崩壊するという大きな喪失感に襲われた。
震災後、復興・再生事業に従事し、近年では特に福島について
句作を重ねてきた。いくらかでも福島の「今」を切り取れていたならば幸いである。
(あとがきより)

◆10句抄

あの日より水仙は我が地震(なゐ)の花
避難所のふるさと語る吊し雛
猪檻の置かれ落花の始まりぬ
溝浚ふ人ら春日の中に居り
床に膝給ふ行幸夏の月
福島の火蛾にならねばならぬかな
爽やかに眸にて聴きゐるボランティア
秋天や福島ザブザブ洗ひたし
被災者のその後聞きゐる夜長かな
一行の詩の祈りや冬の星

<著者略歴>

赤間 学(あかま まなぶ)
昭和23年、宮城県生まれ。高校生の頃から作句をはじめ、

平成4年「滝」創刊時に入会、菅原鬨也に師事。

現在、「滝」同人、日本伝統俳句協会会員。