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森山いほこ句集  『サラダバー』

日常生活を鋭敏な感覚で捉え、アイロニカルな視点、社会批評性、ドラマ性をもって紡ぎ出された俳句作品。 詩的な眼差しでものを写しながら、心の機微や宇宙の鼓動、時には生死を描き出す。 「俳句の中に人間が生きること」――加藤楸邨を師系とする「街」実力作家の第一句集。

発行:2016年10月7日序文:今井聖
装丁:トリプル・オー
四六判ソフトカバー 224頁
2200円+税

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◆帯文より
「街」が今日まで目標を立てて実践してきたことの集積が『サラダバー』にはある。俳句とはこうあって欲しいと僕らが願ったことがこの句集の中にあり、この句集に欠けていることがあるとすれば、それは僕らが願わなかったことである。
森山いほこの今は「街」の今だ。(今井 聖)

◆作品抄12句
サラダバー横歩きして銀漢へ
秋灯や模型の街に模型の樹
月赤しジェルソミーナの往きし後
水槽の魚みな過食クリスマス
冬鳥や洗濯済めば自由の身
白昼のレールに無傷なる落葉
口の横に眼のある海豚あたたかし
啓蟄の鬼の掌に合ふ鍋摑
自転車を掠めし鷗新社員
初夏のグラスの底の棚田かな
薔薇の虫一人のときは赤く見ゆ
真中より乾くハンカチ癒ゆる如

<著者略歴>

森山いほこ(もりやま いほこ)
1942年、福岡県北九州市(旧八幡市)生まれ。俳誌「鷹」を経て、2001年「街」入会、今井聖に師事。現在、「街」同人、俳人協会会員